WiMAX+5Gのメリットとデメリットを解説します
WiMAX+5Gのメリット

ギガ放題プラスならたっぷり通信できる
携帯電話キャリア3社と契約をすると、契約したデータ通信量までしか高速通信ができませんが、WiMAX+5Gだと速度制限されない限り上限なしで高速通信ができます。
WiMAX+5Gのルールは「3日あたり15GB以上の通信をすると翌日に速度制限」です。速度制限といっても携帯電話キャリアのような低速(128Kbps)にはならず、1Mbps(1000kbps)ほどの通信速度が出ますし、18時から26時(翌2時)の時間帯でなければ、通常の通信速度が出ます。
制限を解除するには3日間の通信量を抑えるだけです。追加の料金も掛かりません。
5Gも使える高速通信ができる
「WiMAX+5GとWiMAX2+の違い」のページにも書きましたが、WiMAX+5Gからは5G回線で利用できるようになり十分なダウンロードスピードが出るようになりました。
場所や時間帯によっては下り数百Mbps以上も出る報告を見かけます。このくらいの速度が出れば、動画サービスを利用してもストレスを感じることは少ないです。
フレッツ光やADSLなど固定回線代わりも可能
上記2つのメリットがあれば固定回線の代わりになるのではないでしょうか。工事の立会いの必要がないのもメリットになります。
もちろん回線速度や通信の安定性で劣る部分もありますが、オンライン対戦ゲーム(FPS)など反応速度が重要でなければ、WiMAX+5Gの通信速度で十分です。私も実際の利用者ですが、ゲームはほとんどしないので困ることは滅多にありません。
何かしら大きいファイルをダウンロードする時は速いほうが良いのはわかっていますが、光回線の速度になりますと、ファイルを置いているサーバー側の回線の方が遅い場合が多いので、数字ほどの差は体感できません。
同時に何十個も大きいファイルをダウンロードするのなら光回線の方が有利ですが、そんなことは一般家庭ではほとんどないでしょう。
さまざまな特典がある
WiMAX+5GにはWiMAX +5G はじめる割があります。これは毎月25ヶ月間 550円割引く特典です。終了時期は未定ですが、最初の2年間は割安で利用できます。
UQ mobile利用者向けには自宅セット割があり、プラスエリアモードの月額料金1,100円が無料になる特典があります。
据え置き型のルーター向けプラン「ホームルータプラン」で契約すると、プラスエリアモードの月間データ容量が15GBから30GBに増量されます。
WiMAX+5Gのデメリット

まだまだ5Gのエリアが狭い

5G対応のルーターが発売されたものの、5Gが使えるエリアはまだまだ狭いです。画像は都内の5Gサービスエリア(赤色ぽいエリア)ですが、4Gエリア(黄色ぽいエリア)の方が広い状態です。
5Gが使えないと宝の持ち腐れと感じるかもしれませんが、通信制限の緩和や一部の4G周波数帯が使えるなどメリットもあります。
WiMAXは周波数帯が高いので電波が繋がりづらい場所がある
これはWiMAX2+で利用している周波数帯(2.5GHz帯)のせいでもありますが、電波を受信しずらい場所があります。特に障害物には弱く、建物の奥や地下などへ行くとほぼ繋がりません。
反対にWiMAX2+の電波を受信できるのなら、建物内にアンテナが設置されているのでしょう。
このデメリットはWiMAX+5Gからはだいぶ解消されています。なぜなら、WiMAX+5Gは4Gの2.1GHz帯と1.7GHz帯は無料で使えるので、WiMAX2+のみの場合より電波を受信しやすくなりました。
データ通信量の管理が必要
データ通信量の管理とは、3日あたりの通信量の管理のことです。WiMAX+5Gは15GBを超えてしまうと速度制限が始まってしまうので、こまめに通信量を確認したり、ときには動画など通信量が多いサービスの利用を控えるなどしなければなりません。
制限中でもソコソコのスピードがあるし、制限時間帯以外は通常の通信速度が出るので困らない人もいるかもしれませんが、常時高速通信に戻したい人は管理が必要です。最新のWiMAX+5Gルーターには、データ通信量のカウンターが付いているので活用しましょう。
関連ページ→”WiMAX+5Gの3日あたり15GBまでの通信速度制限の対処法”